◆食生活が不規則な患者ほど、服薬コンプライアンスは悪くなると思われがちだが、ある薬局が行った調査によると、一概にそうとは言えないようだ
◆昨年12月に来局した569人に食事の規則性、回数、コンプライアンスについて聞き取り調査をした結果、食生活が不規則な31人の群の飲み忘れは約10%で、食生活が規則的だった538人の群においても約5%に飲み忘れがあり、それほど大きな差はなかった。つまり、食生活が規則正しいかどうかは、必ずしもコンプライアンスに大きく影響するわけではないということのようだ
◆高齢化などの影響で増加の一途をたどる医療費。適正化の一環として、薬局には残薬の確認や、飲み忘れの防止は、大いに期待されているところ
◆今回の調査結果は、コンプライアンス改善のためには、一律に対応するのではなく、より個々のライフスタイルを丁寧に聞き取った上できめ細やかに対応することが求められるということを示している。これこそ、かかりつけ薬剤師・薬局が大いに活躍できる部分ではないか。
食生活が不規則、服薬コンプライアンスは?
2016年06月13日 (月)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
医療機器・化粧品
新薬・新製品情報
企画
寄稿