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“天国と地獄”を分ける瞬間

2017年12月20日 (水)

◆新薬開発で最後の関門となる第III相試験の成否は、製薬企業の開発担当者にとって“天国と地獄”を分ける瞬間だろう。製薬企業にとっては後戻りできない、失敗できないステージだからだ
◆治験は実薬とプラセボ(偽薬)に割り付けられ、医師と被験者がどちらに投与されているか分からないよう盲検化されている。試験が完了すると、盲検化解除(キーオープン)され、そこからが緊張の日々だという
◆製薬企業の研究開発トップが記者懇親会で教えてくれた。「キーオープン前日には、新薬開発成功祈願で明治神宮にお参りに行きます」。ただでさえ、開発成功確率が低い世界。不謹慎ながら、“くすりの神様”ということであれば、日本橋本町の「薬祖神社」に参詣するのかと思いきや、明治神宮に行くあたりに本気度を感じる
◆「人事を尽くして天命を待つ」の境地。新薬が生まれ、患者へと届けられるまでに、多くの関係者がかかわり、膨大なコストと時間が必要。そんなストーリーは一般の人たちにも知ってもらうべきだ。



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