◆MRの減少傾向が止まらない。MR認定センターがまとめた「2018年版MR白書」によると、17年度でMR総数が4年連続減少となった。製薬会社によるMRリソースの最適化が反映された形となった
◆さらに今年度の薬価制度抜本改革により、新薬メーカーによる長期収載品の切り離し等が加速した場合には、MR総数の減少に拍車がかかることが見込まれる
◆4月のGPSP省令改正も、MR総数に影響を与えるかもしれない。医療データベース(DB)を用いた製造販売後調査(PMS)が可能となったことで、PMSの従来の使用成績調査で稼働させていたMR数を見直す可能性もあるからだ
◆とはいえ、DBが発展しても、MRがタイムリーに収集する副作用情報が不要になるとは考えにくい。MR総数は確かに減少したが、17年度の女性MRは増加した。ダイバーシティに富んだ次世代のMRが、ニーズに合った医薬品情報を収集しつつ、新たなMRの役割を創造できるか。イノベーションは創薬にとどまらずMRにこそ求められている。
MRもイノベーション
2018年07月27日 (金)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
医療機器・化粧品
新薬・新製品情報
企画
寄稿