◆アルツハイマー病(AD)治療薬の開発で各社苦戦が続いている。エーザイは、米バイオジェンと共同開発する抗アミロイドβ抗体「アデュカヌマブ」、経口BACE阻害剤「エレンベセスタット」が相次いで第III相試験の壁に阻まれ、試験中止に追い込まれた。大塚製薬も中枢神経疾患治療薬「AVP-786」のADに伴う行動障害を対象とした第III相試験「302試験」で有効性を示せなかった
◆ADやその周辺症状は、治療手段が少ないアンメットニーズが高い疾患領域にも関わらず、海外メガファーマでも失敗事例が相次いでいる。そんな中、日本企業が難易度の高い新薬開発に果敢にトライする姿勢も光る
◆現在開催中のラグビーワールドカップでは、日本が優勝候補のアイルランドに勝利。前回大会でも体格差を戦略面でカバーし、逆転トライでラグビー大国の南アフリカから勝利を獲得した。国内製薬企業も規模の差を戦略面でカバーし、世界の巨大企業が成し得なかったAD薬の開発成功で逆転金星を挙げてほしい。
アルツハイマー病治療薬開発でも逆転トライを
2019年10月02日 (水)
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