多くの薬効にコロナ影響
インテージヘルスケアは、全国のOTC医薬品販売動向調査データをもとにした2020年4月度の「市販薬(OTC)市場トレンド」を発表した。4月の販売金額は、前年同月比8.3%減の863億円と3月に続き2カ月連続で前年割れとなった。過去5年間の4月の販売平均を100とした場合の指数も94.8と最低値を更新した。不調の要因として、鼻炎治療剤やアレルギー用目薬などの花粉関連薬が前年を大きく割り込んだことなどが挙げられ、新型コロナウイルスの感染拡大による影響も多くの薬効で見られた。
調査は、同社の全国一般用医薬品パネル調査に基づくもの。OTC医薬品を販売しているドラッグストアやスーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター、ディスカウントストアを対象に、POSデータをオンラインで集めた。調査店舗は3245店舗。対象カテゴリーは医薬品と指定医薬部外品とし、各店舗でのバーコード別の販売年月日、販売個数・金額などを調べた。
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