スイスのロシュ・ダイアグノスティックスは、新型コロナウイルス、インフルエンザウイルスA型、B型を同時に検出・鑑別することを目的とした遺伝子検査薬「コバスSARS-CoV-2&インフルエンザA/Bテスト」について、米FDAの緊急使用許可(EUA)を取得した。症状だけで新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスを鑑別することが難しい中、二つの感染症を一度の検査で見分けることにより、治療方針を判断していく上で大きなサポートになるとしている。
同検査薬は、RT-PCR検査によって、呼吸器感染が疑われる人から採取した鼻腔または鼻咽頭スワブ検体中の新型コロナウイルス、インフルエンザウイルスA型、B型の同時検出と鑑別を図るというもの。抽出から増幅検出まで全ての工程を自動化する遺伝子検査装置「コバス6800/8800システム」を活用する。インフルエンザウイルスC型は対象外。
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