日本薬学会は25日、札幌市で代議員総会を開き、2023~24年度の新会頭に岩渕好治氏(東北大学大学院薬学研究科教授)が就任することを決議した。任期2年の副会頭には、林良雄氏(東京薬科大学教授)、石井伊都子氏(千葉大学病院薬剤部教授・部長)の2人を選出。任期1年の副会頭には、来年3月に横浜市で開かれる第144年会組織委員長を務める米持悦生氏(星薬科大学教授)が選ばれた。
総会後にあいさつした新会頭の岩渕氏は、「前回副会頭に就いてから、学会を発展させる礎として内向きの方向の改革を考えてきた。会員数増加のためワーキンググループを立ち上げ、対策を検討した。その効果を見極め、新たな改革の手を打っていきたい」と強調。「様々な問題の解決にはエコシステムの構築が重要になる。薬学会は既に支部、部会、委員会など相当の力を持っており、これらを有機的に連携させることで課題を解決できる」と呼びかけた。
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