茨城県つくば地区の医師会、歯科医師会、薬剤師会は、昨年10月から地域フォーミュラリの運用を開始し、今年2月からは歯科領域で使用する医薬品を地域フォーミュラリの対象医薬品に組み入れる取り組みを日本で初めてスタートさせた。歯科診療における抗菌薬で運用を開始し、今月には鎮痛薬も追加する予定で、歯科領域でも院外処方箋発行を推進していく方向だ。つくば薬剤師会の武田典子会長は、「医師会や歯科医師会から薬剤師会に『薬に関して責任を持て』と頼りにしてもらっている。地域フォーミュラリは時代の要請であり、薬剤師会としても推進していきたい」と話す。
つくば市とつくばみらい市には約200軒の病院・診療所、つくば薬剤師会には140軒の会員薬局がある。つくば保健所は、2018年度に「つくば保健所後発品使用促進地域協議会」を立ち上げ、医療費削減に向けた後発品使用促進を行ってきた。
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