
FJ3では移動式アイソレーターを採用し、世界最高レベルの高薬理活性物質の封じ込めを実現
中外製薬グループは2月26日、低・中分子医薬品の開発後期用と初期商用の生産拠点として、2024年11月に藤枝工場内に竣工した低・中分子医薬品の合成原薬製造棟「FJ3」を報道陣に初公開した。FJ3の立ち上げにより、既に同工場内で稼働している低・中分子医薬品の開発初期用の合成原薬製造棟である「FJ1」や「FJ2」と合わせ、初期臨床開発から初期商用生産まで一貫した低・中分子医薬品の自社供給体制が整う。
FJ3は、中外製薬グループの中外製薬工業が総投資額555億円を投じ、静岡県藤枝市にある同社の藤枝工場内に建設した。今月中にも稼働を開始する予定。
中外製薬は、抗体でも低分子でも狙うことができない細胞内外の未開の標的を狙える可能性があるモダリティとして、中分子医薬品(分子量500~2000)を低分子や抗体に続く柱に育てたい考え。
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