シスメックスは3月13日から、糖尿病の免疫検査C-ペプチド項目「HISCL C-ペプチド試薬」の国内販売を開始した。販売中のHISCLインスリン試薬と併せ、全自動免疫測定装置HISCL-5000/HISCL-800(HISCLシリーズ)向け糖尿病検査パネルとして活用することで、幅広い検査室のニーズに応えることが可能となる
糖尿病の診断・治療では、インスリン分泌量の把握は重要となる。インスリン製剤投与中は、インスリンの検査だけでは体内のインスリン分泌量を正確に把握することは難しい。そのため、体内インスリン分泌量を反映するC-ペプチド検査を同時に行うことが必須となっている。
今回発売された「HISCL-Cペプチド試薬」は、HISCLシリーズを用いて血清中のC-ペプチド量を簡便かつ迅速に測定することで、体内のインスリン分泌量を正確に把握できる。HISCLインスリン試薬と組み合わせることで、糖尿病の診断精度が飛躍的に改善し、治療アウトカム向上が図れる。