日本医療機能評価機構は9月29日、2024年の薬局ヒヤリ・ハット事例をまとめた集計結果を公表した。報告件数は11万3185件と5年連続の減少となり、要因として疑義照会が前年比3287件減で、報告件数全体に占める割合も低下に転じた。同機構は、「報告件数がゼロなど積極的に報告していない薬局がある現状」とし、疑義照会件数減少の背景の一つとして分析している。
薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業に参加する薬局数は、24年末時点で4万7449施設と前年より280施設増加して過去最多となった。今年も6月末時点で4万8183施設が参加しており、同機構は「地域支援体制加算の要件となっていることもあるが、地域薬剤師会、日本保険薬局協会の働きかけもある」と分析する。
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