ニコンはこのほど、2024年7月に東京・西大井で稼働を開始した本社/イノベーションセンターが、三菱地所設計、安藤・間とともに、日本建設業連合会主催の日建連表彰2026「第67回BCS賞」を受賞したと発表した。
同センターは、コーポレート部門、各事業ユニットの企画および先進R&D関連部門を集約することで、開発機能の強化や事業間シナジーの創出を図り、持続的な成長を目指したもの。一つのフロアに各事業のラボを集結させると共に、各フロアにコミュニケーションを創出させるための空間を広く用意し、部門の垣根を超えた活発な交流を生み出している。
また、多様な働き方に対応できるよう建物に工夫を凝らしている。大階段やダイニング、屋外のテラスなど、デスク以外でも勤務することが可能となっている。Activity Based Working(ABW)の考え方をもとに、業務に対して最も高いパフォーマンスを出すために、働く場所を社員一人ひとりが自律的に選択できるようになっている。
さらに、日射遮蔽効果に優れた外装デザインを採用することで必要な空調用エネルギーを抑制すると共に、自然光の室内への導入や自然換気を促す機能も有した構造となっている。オフィスの稼働状況に応じた可変風量システムの導入などを合わせ、建物全体での大幅な省エネを実現し、「ZEB Ready」認証と、建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」の最高ランクである6つ星を取得している。エネルギー使用量の削減に加え、太陽光発電による創エネを組み合わせ、環境に配慮したオフィスビルが実現している。
なおBCS賞は、1960年に創設された歴史ある賞。良好な建築資産の創出を図り、文化の進展と地球環境保全に寄与することを目的に、毎年国内の優秀な建築作品を表彰し、過去には「日本電波塔(東京タワー)」や「東京国際展示場(東京ビッグサイト)」などが受賞している。
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