三井化学は8月17日、米国を中心にホワトニングや修復材等の歯科製品の開発・製造・販売の事業展開するUltradent Products,Inc.(本社:米国ユタ州、Ultradent社)の買収・完全子会社に関し、買収完了を9月としていたが、8月14日(米国時間)に買収手続きが完了したと発表した。
今回の買収によって三井化学グループは、メディカル領域で世界最大市場の米国でオーラルケア事業を強化・成長させる事業基盤を取得できたことから、成長領域であるライフ&ヘルスケアソリューションの第3の収益の柱として確立していく。これに伴い、同社グループのオーラルケア事業は、既に保有する事業と、新たに獲得したUltradent社の相互の強みを活かしたシナジーを発揮することにより、歯科材料のグローバル市場のポジションを2位グループに高めるためPMI(Post Merger Integration)を進展させていく。
PMIでは、機能的で能動的な事業推進体制を確立するため、▽オーラルケア事業における事業部(グローバルヘッドクォーター)機能を米国に移管、▽Ultradent社CEOのKulzerグループ(本社:ドイツ、Kulzer社)のCEO兼任、現Kulzer社CEOのMC Dental Holdings America,Inc.(MCDHA社)CSTIO(Chief Strategy and Integration Officer)就任による一体運営体制への移行――といった施策を実行していく。
この体制のもと、Ultradent社およびKulzer社一体となった成長戦略、事業計画、KPIならびにシナジーロードマップの具体化を進め、さらなる成長および収益力の向上を推進していく。
また、三井化学が有する化学技術、Ultradent社・Kulzer社がそれぞれ保有する歯科材料技術の掛け合わせによるイノベーションの推進や、販売では相互の販売網を通じた製品のクロスセルを進め、販売地域と製品ポートフォーリオの補完・拡大を図っていく。併せて、グループ運営体制の最適化等により、売上成長を収益力向上の双方を実現し、2030年度を目標に年4000万米ドル以上のシナジー効果の創出を目指し、PMIを通じその効果の蓋然性の精度を上げていく。
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