◆世界3億8200万人とされる糖尿病人口。厚生労働省の調査によると日本国内で糖尿病が強く疑われる人の数は年々増加しているという結果が示されている
◆近年はインクレチン製剤のDPP‐4阻害薬やGLP‐1受容体作動薬が加わり薬物治療が充実し、国内患者のHbA1cの平均値も低下傾向にあるが、血糖コントロールの目標値である7%未満には依然として達していない
◆現在、腎臓でのグルコース再吸収を抑えて血糖値を下げるSGLT2阻害剤が上市ラッシュを迎えている。様々なタイプの血糖降下剤に上乗せしてHbA1cをより下げることが期待され、体重減少もみられるため、肥満患者に適している
◆気を付けなければならないこともある。SGLT2阻害剤は尿中へのグルコース排泄を促進するため、性器感染症や尿路感染症が発現しやすくなる。体重減少の裏返しとして高齢者など痩せた患者への投与にも注意が必要になる。糖尿病治療は薬剤師が積極的に関与して適切な薬剤選択と有害事象の回避に貢献できる分野と言える。
糖尿病治療、薬剤師は積極的な関与・貢献を
2014年04月21日 (月)
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