特許庁は、2016年度の特許出願技術動向調査報告書をまとめた。遺伝子治療への応用が期待される生物のゲノムの標的配列を特異的に切断、挿入するゲノム編集技術に関する特許出願件数は、米国人による出願が1535件と約63%のシェアを占め、次いでフランス、中国、ドイツと続き、日本人の出願は51件と2.1%にとどまっていることが分かった。
1993年から2014年までのゲノム編集・遺伝子治療関連技術の特許出願件数は2431件だった。技術的観点の出願件数推移を見ると、新規ゲノム編集ツールがTALE、CRISPRの出願件数と同期して大きく増えていた。応用産業の出願件数推移は、基礎研究が最も多く、次いで研究用モデル生物・細胞作成、疾患の診断・治療などとなった。
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