東京大学病院脳神経外科の研究グループは、スマートフォンやタブレットコンピュータでCTやMRI、レントゲンX線検査など医用画像を手軽に閲覧できるアプリケーションを開発した。医療従事者間や医療従事者と患者との間で、医用情報がより正確に共有されることや、遠隔医療、災害地や医療過疎地での医療の質の向上につながることが期待される。
医用画像は特殊なフォーマットで作成されているため、例えばデジタルカメラの写真のような一般的なデジタル画像と違って、簡単に見ることはできない。このため、一般の人たちには馴染みが薄く、たとえ自分自身の画像であってもじっくり見る機会もツールない。さらに、医師や医療従事者、医学生、研究者であっても医用画像を見るためには、高度な知識と難解な操作を要するソフトウェアを使用しなければならない。
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