ソニーは、非接触型ICカード技術「FeliCa」を用いて、薬局などで調剤された薬の履歴等に関するデータをクラウドサーバー上で電子的に管理する、電子お薬手帳サービス「harmo(ハルモ)」を2016年7月から事業化を開始したが、利用者が登録を行った処方箋の累計が300万枚を超えたことを発表した。また、ICカードと併用もしくは単独で利用できる専用のharmoスマートフォンアプリのお薬手帳は、全国の薬局で発行されるお薬手帳用のQRコードから情報の登録が可能で、こちらは全国で10万人を超える人(ICカード利用者との重複含む)に利用されているという。
薬の名称や量、服用回数、飲み方などの調剤情報を記録するお薬手帳は、複数の医療機関で薬が処方された場合でも、医師や薬剤師が薬の重複や飲み合わせのチェックを行う際に重要な役割を果たす。ソニーの電子お薬手帳サービス「harmo」は、FeliCaチップが埋め込まれたカードを薬局の端末にかざすだけの簡単な操作で、調剤履歴の閲覧と調剤情報の記録を行うことができる。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。