アステラス製薬は、抗癌剤「エンザルタミド」(製品名:イクスタンジ)について、ホルモン感受性前立腺癌(HSPC)患者を対象とした二つの第III相試験「ARCHES」「EMBARK」の試験実施計画(プロトコル)を改訂したと発表した。今回の改訂により、両試験の終了時期が当初の予定より早まる見込みだ。
ARCHES試験は、転移性HSPC患者を対象とした国際共同無作為第III相試験で、アンドロゲン除去療法(ADT)とエンザルタミドの併用群とADT単独療法群を比較して評価する。主要評価項目は、X線検査で確認する無増悪生存期間(rPFS)で、主要評価項目と副次評価項目の解析計画を改訂し、X線検査で確認する増悪イベントの数が減るという。既に患者登録は終了しており、改定前に2020年4月としていた終了時期が、18年後半に早まる見込みだ。
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