厚生労働省は2月28日、アストラゼネカの抗癌剤「オシメルチニブメシル酸塩」(製品名:タグリッソ錠)について、間質性肺疾患(ILD)の病歴とニボルマブ前治療歴がILDの発現に関与することを添付文書に追記するよう医療機関などへの周知を都道府県に要請した。同日付でアストラゼネカが公表した製造販売後使用成績調査の最終報告を踏まえたもの。
オシメルチニブメシル酸塩は、「上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子変異陽性の手術不能または再発非小細胞肺癌」を効能・効果とするEGFRチロシンキナーゼ阻害剤の一つ。製造販売後使用成績調査は、ILDの発現因子を含めた安全性・有効性を確認することを目的に、2016年3月~18年8月末にかけて行われた。
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