武庫川女子大学薬学部と西宮市薬剤師会は11日、地域連携と教育連携に関する協定を締結した。地域住民の健康増進に役立つ様々な事業を共同で展開する。両者が連携し、約3年前から行っている地域住民対象のお薬相談会や健康講演会の開催を拡充するほか、セルフメディケーション推進事業を促進。ポリファーマシーや残薬の解消など、薬物療法の課題解決につながる研究や啓発活動にも共同で取り組む。
同日の協定調印式で武庫川女子大学薬学部長の篠塚和正氏は、「薬学部が大きく進化しなければならない時期にある。臨床現場で何が必要とされるのか、患者からのニーズ、どのような役割を果たす薬剤師を育成すべきなのかを把握するためにも、臨床現場との連携は重要。連携を緊密に取って社会の期待に応え、地域住民に成果を還元したい」と話した。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。