厚生科学審議会の予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会は13日、ロタウイルスワクチンを定期接種化する方針を決めた。費用対効果が良好でないことが課題となっていたが、ワクチンを国内で製造販売するメーカー2社から「一定の価格低減には応じられるとの回答を得た」ことを踏まえ、定期接種化を了承した。厚生労働省は、26日の部会で接種対象者、接種間隔、疾患の類型などを議論した上で、早ければ2020年度中に定期接種化したい考えだ。
ロタウイルスワクチンは、国内ではグラクソ・スミスクラインの「ロタリックス」とMSDの「ロタテック」の2種類を任意で接種できる。これらワクチンを予防接種法の対象として定期接種化するかどうかの検討を12年から開始し、先月の部会で「有効性と安全性に問題はないものの、接種にかかる費用低減が必要」と結論づけていた。
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