オリンパスと福島県立医科大学は、3次元解析を用いた抗癌剤の薬効評価手法の確立を目指す共同研究を開始した。オリンパスが保有する3次元細胞解析技術を用いることで、福島県医大が所有する様々な遺伝子変異を持つ肺癌患者由来のオルガノイドに対して、画像を用いた抗癌剤のメカニズム解析や薬効評価を行う。
今回の共同研究では、オリンパスが保有する3次元細胞解析ソフトウェアを用いることで確立した定量化手法を用いて、抗癌剤が多様な遺伝子変異を持つ肺癌患者由来のオルガノイドに及ぼす影響を評価する。癌遺伝子と投与した抗癌剤の関係性を明らかにすることで、抗癌剤の有効性を評価する手法を確立させ、将来的には患者ごとの治療方針の決定や創薬スクリーニングへの応用に発展させる計画である。
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