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◆改正薬事法の下で初めて実施される登録販売者の試験が、8月12日の関東・甲信越地区を皮切りに、20日には北海道・東北、24日に九州・沖縄、26日に中国と行われた。残るは31日の近畿、9月17日の東海・北陸、10月25日の四国の3地区となった
◆多くの関係者の注目を集めている同試験だが、その関心の高さを反映して、試験実施直後からインターネット上に、受験者が試験の感想や難易度を書き込む掲示板が多く見られている
◆ざっくりと分けてみると、第一弾となった関東・甲信越では試験問題が簡単だったといわれている一方で、東北・北海道では関東・甲信越と比べものにならないくらい難易度が高く、細かい設問が多かったという。九州・沖縄ではその中間程度という声もあり、難易度にバラツキがあることがうかがわれるものだった
◆手探りで行われた1回目の試験であり、ある程度の地域差が出てしまうのはやむを得ないかもしれない。しかし、登録販売者はそもそも、OTC薬の安全な使用を求める趣旨から生まれた新たな資質だ。その趣旨を満たしてくれる適正な人材が育成されることを願いたい。