◆インフォームドコンセントに動画を活用する試みが日本の医療現場で始まっている。昨年起業した医療系ITベンチャーのContrea(東京都)が、それを実現するシステム「MediOS」を開発。実際に導入した病院もある
◆システムには、定型的な内容を説明する様々な動画が用意されている。医師はその中から、患者個々に応じて必要な動画を選択。患者はQRコードからリンクを開き、スマートフォン等で動画を繰り返し視聴できる
◆病態や検査、治療法や合併症など、各患者に共通する説明は予め動画で視聴してもらう。その結果、医師と患者が対面して話すインフォームドコンセントの場面では、患者個別の説明に時間や力を費やせる。患者の理解度や満足度が高まる上、全体の時間も短くなると期待されている
◆この仕組みは薬剤師の服薬説明にも応用できるかもしれない。ITの活用で定型的な説明の標準化や効率化を図り、浮いた時間や力を患者個別の説明に投じることがポイント。業務改善に役立ててほしい。
インフォームドコンセントに動画活用
2021年06月09日 (水)
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