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【日本薬学会第142年会】シンポジウムの概要 変革の製薬産業‐キャリア継続のために薬学出身者に必要な+α

2022年03月23日 (水)

オーガナイザー
 中込啓一(武蔵野大教養教育リサーチセ・武蔵野大薬)
 尾鳥勝也(北里大薬・北里大メディカルセ)

 再生医療、抗体医薬、遺伝子治療など変革著しい製薬産業では、科学をもとに医療従事者と情報共有できる人材が近年強く求められている。特殊な研究領域を除けば、医療感覚や医療従事者との連帯感を備えた6年制薬学出身者は適任である。しかし、新卒者の製薬産業指向は約1割程度という現実がある。

 本シンポジウムでは、▽製薬産業での薬学出身者の活動領域の事例の紹介(シリンジキット開発、プロダクトマネージャー、グローバル事業統括)と新時代の薬学系人材のキャリア継続に必要な専門領域を超えた+α▽MRの将来ビジョン「患者志向に立った医薬情報の提供・収集活動を通じて、医療関係者から信頼されるパートナーを目指す」に基づく、これからの医療におけるMRの必要性・新MR認定制度と将来▽患者志向で薬物療法の最適化を支援する医師・薬剤師のパートナーとしての製薬産業とそこに勤務する薬剤師への期待を踏まえた、病院薬剤師と製薬産業との新しい関係――などについて活発な議論を行う。

 製薬産業の将来、求める人材とキャリアの魅力を薬学生や大学教育関係者と共有したい。

 (中込啓一



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