TOP > 無季言 ∨ 

日病薬の「医薬品監査システム」

2010年02月26日 (金)

◆日本病院薬剤師会が企画・監修を手がける「医薬品監査システム」が市販に向け、最終的な調整の段階に入った。日本医師会のORCA(標準レセプトソフト)の例はあるが、職能団体が自ら医療安全のためにソフト作りをするのは稀だ
◆厚生労働省は2006年9月、医療用医薬品のバーコード表示の実施要領を通知した。医薬品の取り違い事故防止、トレーサビリティの確保が目的。現在、注射薬等で昨年9月以降バーコード表示がされている。内用薬の調剤包装単位での表示は経過期間が迫り、近く実施時期の通知がされるようだ
◆日病薬「システム」の目的は、多大な企業負担で付されたバーコードを、医療安全に役立てること。従来のバーコードが「流通」を主目的にしたのに対し、今回は薬剤師による「医療安全」が焦点となる
◆ICタグをはじめ、大病院中心のシステムが注目されがちだが、“中小”には夢の話。同システムは、医療安全を担う薬剤師にとって大きな支援ツールになる。現場から発生したデータはそのまま薬薬連携、医事にまで波及する可能性もある。病棟での積極的な活用を期待したい。



‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術