2007年のHIV感染者とエイズ患者が1448人に達し、年間報告数として過去最多となった。特に感染者は1048人と、初めて1000人を超えた。厚生労働省のエイズ動向委員会が12日に発表したもので、HIV感染者・エイズ患者報告数は5年連続で増加している。
抗体検査件数は15万3816件と前年を4万件近く大幅に上回っており、厚労省は、感染の拡大の中で検査件数の増加により感染者・患者の掘り起こしが進んだと見ている。
今回初めて1000人を突破した感染者の感染経路の半数超は男性同性間の性的接触。年齢別では20040代に感染が広がっている。
これまでの累積感染者数は9392人となり、2008年には1万人を突破する見通しとなった。
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