
ヤヌス氏
独バイエルは、国内外のスタートアップ支援を強化する。同社は独英中日の4カ国にオフィスやラボなどからなる支援拠点を構えて実用化を見据えた支援を行っている。さらに同社は、各国の拠点を越えて世界の拠点にアクセスし、将来的なグローバル展開を見据えた新たな支援策を立ち上げ、4月には最初の支援企業として日本でiPS細胞医薬の研究開発を行うリジェネフロを含む2社が決定した。同取り組みを広げていく考えだ。
同社によると、2015年から21年までに米国で承認された医薬品の約7割が外部のイノベーションが活用された。イノベーションを担うスタートアップの役割は、新薬の研究開発において重要性が増していることから、同社は研究開発の早期段階を支援するため23年以降、英ケンブリッジ、独ベルリン、中国の上海、日本の神戸にインキュベーター拠点「バイエルCo.Lab(コラボ)」を開設。重点領域など戦略的に合致する企業に対する技術的助言、関係企業やベンチャーキャピタルなどとの協業機会を支援できるようにしている。神戸の拠点には6社が参画している。
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