サノフィは3日、新規作用を持つ持続性・慢性免疫性血小板減少症(ITP)の治療薬としてリルザブルチニブを日本で承認申請した。希少疾病用医薬品であり、優先審査される。ITP治療は主に血小板数の改善に焦点を当てているが、同剤は免疫調節を介して病態そのものに働きかける作用機序を持つ。既存治療で十分な効果が得られなかったケースの新たな治療選択肢になる可能性がある。
同剤は、病態形成や炎症を起こす経路で重要な役割を果たすと考えられているブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)を標的とする経口BTK阻害剤。BTKは、様々な免疫介在性の病態形成過程や炎症経路において重要な役割を担っているという。
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