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薬史学会が静岡で年会開く‐業種や年代超えて交流

2025年10月09日 (木)

 日本薬史学会2025年会(年会長・桐原正之静岡理工科大学理工学部教授)が4日、静岡市の静岡理工科大学静岡駅前キャンパスで開かれた。今年会は次世代を担う学生の参加者が多かったのが特徴で、薬史の研究者のみならず、薬に関わる様々な業種と年代の参加者が交流する場となった。

10月4日に静岡市の静岡理工科大学静岡駅前キャンパスで開かれた日本薬史学会2025年会

 一般講演では、口頭発表として加藤茂孝氏(東京慈恵会医科大学客員教授)による「過去の疫病の病原体解明はできるのか?天然痘を例に」、森田愛梨氏(近畿大学薬学部)による「多変量解析による緒方洪庵関連史料収載生薬の史料間比較」のほか、佐藤晶子氏(京都外国語大学教授)の「日英米におけるコミュニティ通訳史の展開と医療通訳の位置づけ―薬学分野への示唆」など14演題が発表された。

 ポスター発表として、飯山紗弓氏・桐原正之氏(静岡理工大)らによる「澤野医院記念館に残された医薬品・医療器具の調査研究」、宮崎啓一氏(三栄化工)「関西学院理工専門部製薬工業科の興亡について」など9演題、合計23演題が発表された。

 特別講演として、井上宗宣氏(相模中央化学研究所所長)による「含フッ素医薬品の開発史―毒矢からブロックバスターまで」、公開講演として、佐藤健太郎氏(サイエンスライター)による「世界史を変えた薬」、招待講演として鈴木寛彦氏(むつごろう薬局・東邦大学客員講師)による「徳川家康公の漢方薬―医薬への関心と造詣」があった。



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