厚生労働省は3日の社会保障審議会医療部会で、2026年度診療報酬改定の基本方針に関する具体的方向性を示した。OTC類似薬等の薬剤給付のあり方検討に関する記載に対しては、患者の重症化リスクを懸念し、OTC類似薬の保険適用除外を拙速に実施しないよう求める声が委員から上がった。

26年度改定の基本方針に向けた具体的方向性は、医療保険部会で示されたものと同じで、このうち「効率化・適正化を通じた医療保険制度の安定性・持続可能性の向上」の項目では、OTC類似薬等の薬剤給付のあり方の検討、費用対効果評価制度の活用、市場実勢価格を踏まえた適正な評価を方向性として示した。
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