日立製作所と日立産業制御ソリューションズ(日立産業制御)は今月から、厳格化する規制への対応や深刻な労働力不足を背景にDXによる業務効率化のニーズが高まっている製薬業におけるGMP領域を対象とした、新たなデータ統合プラットフォーム「医薬品製造領域向けプラットフォーム」の提供を開始した。
日立産業制御が開発した同プラットフォームは、製造・試験・品質に関わる様々なデータを一元管理することを可能にするもので、データのサイロ化という業界の課題を解決するため、MES、LIMS、QMSなどに分散するデータを横断的に活用できる。また、製造の様々な業務に生成AIを搭載することで、品質保証業務や製造オペレーションの高度化、合理化、効率化を実現している。
今回は第一段階の機能として、製品年次照査、逸脱調査、監査対応など、手作業では膨大な時間が必要となるGMP関連業務の効率化と品質確保を支援するものとなっている。
続く次期開発計画では、製造領域におけるソリューションの拡充を進めていく。具体的には、画像や動画のAI解析による作業不備の自動検知や手順のデジタル化、現場データのフィードバックによる設備の自動最適制御、デジタルツインとロボティクスを融合した自律的な自動化・省人化の実現を図っていく。
さらには、日立が培ってきた厳格な規制対応のノウハウとIT、OT(Operational Technology、制御・運用技術)、プロダクトの総合力を生かし、同プラットフォームを段階的に発展させ、製薬業界の創薬・臨床から製造・流通に至る医薬バリューチェーン全体を支えるデータ連携基盤「医DXプラットフォーム」を構築し、デジタライズドアセットのデータとドメインナレッジに先進AIを組み合わせた産業分野向け次世代ソリューション群「HMAX Industry」としての展開を目指している。
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