シドニー大学コリング医学研究所リサーチフェローの藤田健二氏らが参加するJP-QUEST研究班は7月25日、都内で薬局版クオリティ・インディケーター(QI)運用試験キックオフシンポジウムを開き、9月から始まる薬局版QIの運用試験を前に、QIを医療安全や薬物治療上の問題(DRP)の把握、薬剤師による介入効果の検証にどう結びつけるかを議論した。演者は、質指標による対人業務の可視化、薬局ヒヤリ・ハット事例に基づく安全管理、日本版DRP分類との連動、現場負担を抑えた継続運用の必要性を示し、薬局の質改善を日常業務に組み込む意義を強調した。
運用試験は、薬局版QIの社会実装を視野に実施する。QIは質指標を意味し、薬局薬剤師が実施すべき確認や介入の遵守率を数値化する指標。研究班は、人工知能(AI)を活用して薬歴データなどから約150項目のQIスコアを自動算出し、自薬局のスコアを参加薬局全体の平均値と比較できるウェブアプリを開発した。9月から国内11薬局で運用を始め、来年2月末までスコアの推移を確認しながら業務改善につながるかを検証する。
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