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競争激化する免疫チェックポイント阻害剤

2017年11月29日 (水)

◆癌免疫療法として期待される免疫チェックポイント阻害剤。既に販売中の抗PD-1抗体「オプジーボ」「キイトルーダ」、抗CTLA4抗体の「ヤーボイ」に加え、メルクセローノが国内初の抗PD-L1抗体かつメルケル細胞癌治療薬として「バベンチオ」を上市。これにより免疫チェックポイントに4剤、3種類の作用機序が出揃った形となり、承認されている適応症や他剤との併用療法などで棲み分けを図っている
◆これで終わりというわけではなく、今後さらに競争激化が予想される。2月には中外製薬がバベンチオに続く抗PD-L1抗体として「アテゾリズマブ」を申請。PD-L1の発現にかかわらない非小細胞肺癌患者で全生存期間の延長を示したとする申請書類が提出されている
◆小野薬品とブリストル・マイヤーズ・スクイブもオプジーボとヤーボイの併用療法で10月に申請した。アストラゼネカも抗PD-L1抗体「デュルバルマブ」と抗CTLA4抗体「トレメリムマブ」の併用療法で開発を進めている状況だ。



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