◆世界的に大流行の兆しがある新型コロナウイルス感染症。学会やイベントなども相次いで中止となっており、2011年3月の東日本大震災直後に起こった自粛の動きが9年後に再び繰り返されている
◆昨年は製薬業界が“中国シフト”へと動いた年。開発や販売基盤を強化する矢先にコロナウイルスの対応に迫られるとは予見できなかっただろう。事業活動に与える影響は今は限定的でも、見えない敵は日本にも押し寄せてきている
◆東日本大震災でも事業継続性という課題が企業に突きつけられ、緊急事態の発生時に被害を最小限にするための対応策が考えられてきた。これまでの準備とは違って、従業員や家族を感染リスクから守り、医薬品開発や医療機関への供給を続ける難しさに直面している
◆自然災害や感染症の流行は突然訪れ、とてつもないスピードで襲いかかる。製薬企業でも今後、感染者が出てくるかもしれない。事業のグローバル化が進めば、新たなリスクに対応しなくてはならない。企業の危機管理体制が今試されている。
試される企業の危機管理体制
2020年03月02日 (月)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
医療機器・化粧品
新薬・新製品情報
企画
寄稿