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【第41回日本臨床薬理学会学術総会】デジタルヘルスと臨床薬理学/治験・臨床研究

2020年11月27日 (金)

シンポジウムの主な話題

12月5日(土)10:00~12:00 第7会場
座長:
湯地 晃一郎(東京大学医科学研究所)
中野 真子(ノバルティスファーマ)

◇製薬企業のデジタルヘルスへの取り組み
 中野 真子(ノバルティスファーマ)
◇「デジタル療法」という新たな治療戦略の創出―禁煙・高血圧領域における治療用アプリ開発の取り組みとエビデンス
 佐竹 晃太(日本赤十字社医療センター呼吸器内科)
◇データ・ドリブンによるヘルスケア変革
 倉田 知明(グーグル・クラウド・ジャパン)

 近年、スマートフォンやセンサー技術を用いて患者や集団の健康やヘルスケアの改善を目指すアプリケーションソフトウェアやハードウェアなど、デジタルヘルスが注目を集めている。医療データのデジタル化によって、データ駆動型の医療が実現すると期待されている。

 中野真子氏(ノバルティスファーマ)は、疾患によってはウェアブル機器等の使用により、普段の生活の中での健康関連データが収集できるようになるなど、IT技術を活用したデジタル化やリモート化が様々な分野で急速に進んでいるとし、医薬品等の開発における製薬企業のデジタルヘルスへの取り組みについて紹介する。

 佐竹晃太氏(日本赤十字社医療センター呼吸器内科)は、大学発ベンチャー企業を立ち上げ、慶應義塾大学医学部呼吸器内科と共同で開発したニコチン依存症治療用アプリの概要を紹介する。9~24週における継続禁煙率は、対照用アプリを用いた群と比べて、治療用アプリ使用群で有意に高いことが示された。デジタル療法や治療用アプリに関する概略や動向を紹介しつつ、どのようにエビデンスを構築していくかという点についてニコチン依存症の臨床試験や、高血圧の治療用アプリについての最新の開発状況を提示する。

 倉田知明氏(グーグル・クラウド・ジャパン)は、医療・ライフサイエンスの関連組織と提携して業界のデジタル変革を推進しているグーグルが取り組む最先端のテクノロジーや、最新のヘルスケアソリューションを紹介する。



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