オーガナイザー
生長幸之助(産総研IRC3)
斉藤毅(筑波大IIIS)
膜蛋白質は、細胞膜の外と中の間の情報伝達に重要な役割を果たし、長きにわたり創薬化学における重要な標的となっている。例えば、GPCRやチャネルは、細胞外に存在する特定の分子を受け入れることで、細胞内にシグナルを伝え、また糖蛋白質は、細胞の識別や免疫反応といった細胞間のコミュニケーションに利用されている。これら膜蛋白質は、その種類も膨大であり、これらが機能する生体部位や細胞膜上での構造や機能など、未だに明らかになっていないことが多い研究対象である。
本シンポジウムは、異分野融合でこの難題に挑む学術変革領域研究(B)「糖化学ノックイン」「生理因数分解」が共催し、化学、生物、物理を横断する新進気鋭の講師陣を招いて最新の膜蛋白質研究法や近年の発展についてご講演いただく。創薬化学、ケミカルバイオロジー、薬理学など、幅広い分野からの研究者・学生の皆様に参加いただけることを一堂待ち望んでいる。
膜蛋白質の神秘的かつ奥深い世界を、一緒に探求してみませんか?
(生長幸之助)