厚生労働省は9月29日の社会保障審議会医療部会に、2024年度診療報酬改定の基本方針に向けた基本的考え方を示した。かかりつけ薬剤師機能や病院薬剤師業務の評価、市場実勢価格を踏まえた適正な評価などを例示した。委員からは、特に病院薬剤師の評価に注力するよう求める声が相次いだ。
改定の基本的視点では、「安心・安全で質の高い医療の推進」として、地域における薬局のかかりつけ機能に応じた適切な評価、業務の対物中心から対人中心への転換の推進、病棟薬剤業務の評価を記載した。医薬品産業構造の転換も見据えたイノベーションの適切な評価、医薬品の安定供給確保等も含めた。
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