◆地域薬剤師会の記事が今年に入り一気に増えた。地域医薬品提供体制のリスト化が診療報酬改定で施設基準となったのを背景に、一部の薬剤師会は非会員のチェーン薬局やドラッグストアの勧誘に動いた。一方で会員数減少に苦しみ、他の地域薬剤師会への統合を検討する話も聞こえてくる
◆特に薬局のM&Aは地域薬剤師会を直撃する。10~20店舗の地場薬局グループが薬剤師会を支えている地域も多く、非入会のチェーン薬局に買収されると会員数が一気に減り、自前での運営が難しくなるからだ
◆薬剤師会の維持は医薬品提供体制とも直結する。地域医薬品情報提供体制のリスト化では非会員への掲載料が話題となった。非現実的な価格設定はいけないが、非会員に相応の金額を負担してもらう考え方はあっていい
◆そのためには薬剤師会がしっかりと地域に貢献することが前提だ。地域住民や他職種に「薬剤師会がなくなると困る」と思ってもらう必要があるが、その必要性は見えづらい。薬剤師会の存在を地域社会全体に示すべきだ。
地域薬剤師会の存在感を高めよ
2024年06月03日 (月)
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