中外製薬は17日、免疫抑制剤「セルセプト」(一般名:ミコフェノール酸モフェチル)の限定出荷を開始するに伴い、供給量の確保の一環として「同カプセル250」について製品名を英字表記した海外仕様品(カプセル剤のみ)を3月上旬以降流通させる予定だと医療関係者に伝えた。海外仕様品は親会社のロシュが流通させているもので、まずは2ロット分(1ロットあたり約2.4万箱=1箱100カプセル換算)を供給する。供給量確保のために海外仕様品を活用するのは珍しく、同社では初めてと見られる。
対象は100カプセルのPTP包装と同バラ包装。海外から入れた2ロット分のうち1ロットはPTP包装、もう1ロットはPTP包装とバラ包装に充てる。
海外仕様品カプセルの表面には、「CellCeptセルセプト/250」と表記されているところが「CellCept/250」と印字される。GS1など各種流通コードには変更はない。
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