科研製薬は1993年の発売以来、同社の国内売上を支えてきた主力の関節機能改善剤「アルツディスポ」が成長の踊り場に差しかかっていると見て、普及拡大に向け、再度てこ入れを図る。同剤は高齢者に多い変形性膝関節症や肩関節周囲炎などの症状改善に寄与するヒアルロン酸関節注射剤だが、近年、対象市場が縮小傾向にあるという。
加齢などで膝関節の軟骨がすり減る変形性膝関節症の薬物療法には、関節内剤注射のほか、非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)といった消炎鎮痛成分を含有する湿布・塗り薬などの外用薬や内服薬がある。
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