過去1カ月間に延べ101人以上に服薬指導を行った薬局薬剤師539人に対し、患者へのフォローアップの実態調査でフォローアップ時に患者に使用した資料を確認すると「特に資料は使っていない」が最上位となったことが、くすりの適正使用協議会(RAD-AR)くすりのしおりコンコーダンス委員会の栗原理氏らの研究で明らかになった。
調査は、RAD-ARと東京薬科大学社会薬学教育センターが共同で実施したもの。昨年公表した調査結果では、最近1カ月にフォローアップ経験のある薬剤師は55.3%と半数にとどまっていたが、今回詳細な解析を行った。フォローアップを行った患者背景は「新規処方あるいは処方薬剤が変更になった患者」が最上位となったが、患者に渡した資料は「特に資料を渡していない」が44%、「薬剤情報提供文書」が42%だった。
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