コニカミノルタジャパンは7月30日から、マニュアル作成・ナレッジ基盤ツール「COCOMITE(ココミテ)」において、AI機能を利用できる新プラン「COCOMITE AI」の有償先行提供を開始している。先行提供を通じてユーザーの声を収集し、正式版リリースに向けたさらなる機能改善・拡充を進めていく。
これまで「COCOMITE」は、企業のマニュアル作成・共有・管理を支援してきた。一方で、本部が手順書や規程を整備しても、現場の社員が必要な情報にたどり着けず、問い合わせが繰り返されるという現状も見受けられる。
今回提供を開始する「COCOMITE AI」は、従来の基本機能に加え、AI検索をはじめとするAI機能群を標準搭載した新パッケージプランとなっている。AI検索、AI文章編集アシスト、AI動画文字起こしアシスト、用語集機能などを一つのパッケージとして提供することで、マニュアルを「作る」「整える」「探す」「活用する」までの流れを一気通貫で支援する。これにより、マニュアルを「現場で活用できる情報資産」へとアップデートすることを目指している。
AI検索では、利用者が普段使用している言葉や質問文など、自然な表現で検索することが可能となっている。従来の検索システムはキーワード一致が中心であり、利用者が適切な検索語を入力できない場合や、現場で使われる言葉とマニュアル上の正式名称が異なる場合には、必要な情報にたどり着くまでに時間がかかるという課題がありました。
新プランでは、RAG(検索拡張生成)を活用し、「COCOMITE」内のマニュアルから、質問内容と意味的に関連する情報を抽出する。さらに、出典となるマニュアルを明示しながら回答候補を提示するため、利用者は情報の信頼性や根拠を確認しながら内容を把握することができる。現場での迅速な判断や業務遂行を支援すると共に、問い合わせ対応の負荷軽減も図れる。
また管理者においては、検索ログを確認することが可能なため、利用者が疑問を抱きやすいポイントを把握し、追加すべき情報や改善が必要なマニュアルを特定しやすくなる。これにより、利用者のニーズに即したマニュアル整備・改善を進めることが可能となり、現場で活用されるマニュアルの運用を支援する。
さらに、文章の自動校正や表現の統一を支援するAI文章編集アシスト機能を搭載している。この機能は、2026年2月にβ版として試用を開始したAI校正機能を発展させたもので、あらかじめ設定したルールに沿って自動で文章の体裁を整えることができるほか、マニュアルの各項目の見出しからの本文自動生成や、マニュアル全体の概要文の自動生成などを行うことができる。
加えて、AI動画文字起こしアシスト機能では、パソコン操作の録画動画やスマートフォンで撮影した動画をもとに、AIが音声を文字起こしし、マニュアル作成に必要な情報を簡単に抽出できる。必要なシーンを画像としてキャプチャすることも可能なため、手順の説明に使用する素材を効率よく準備することができる。これらの機能により、マニュアル作成にかかる作業負荷を軽減しながら、内容のばらつきを抑え、品質の標準化を後押しする。
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