パナソニックは10月5日から11月29日の予定で、滋賀県草津市、立命館大学と共同で、家庭における「洗濯」を切り口とした家族の行動および関係性の変容に関する実証実験を、草津市内の子育て世帯を中心に実施する。同社は今後も、革新的な技術開発とその活用を通じて家電の性能・機能を超えた体験価値を創出し、草津市、立命館大とともに、ウェルビーイングの向上と地域の活性化に取り組んでいく。
この実証実験は、昨年8月に3者が締結した「ウェルビーイングの向上と地域の活性化に関する協定」に基づき実施するもの。
「洗濯を『ただの家事』から『家族の関係性を育む体験』へ変える」というコンセプトのもと、生成AIを活用した衣類ケアサポートサービスと、家族のくらしを整える音声パートナーサービスを提供する。
子どもの自立意識の芽生えや家事担当者の負担軽減、家族内コミュニケーションの改善などについて、家族心理学が専門の立命館大総合心理学部の宇都宮博教授の協力のもと、学術的知見に基づき検証する。
具体的には、▽生成AIを活用した衣類ケアサポートサービス、▽家族のくらしを整える音声パートナーサービス――二つのサービスを提供し、洗濯を中心とした家事を通じた家族の関係性向上に関する学術的エビデンス取得および仮説検証を実施する。
主な検証視点としては、▽子どもが家庭での生活に興味を持ち、自ら身支度や片付けに取り組む機会の増減、▽音声による働きかけや家族内での役割共有を促すことで、注意・指示中心のコミュニケーションから、褒め合う・認め合う関係性への変化、▽洗濯に関する提案や声かけをきっかけにした、家族間の家事や衣類ケアに関する対話への影響▽家事担当者の負担感の軽減――が挙げられる。
なお、家族がお互いを思いやりながら自然に協力し合い、より良い関係を築いていくことは、家庭のウェルビーイング向上につながると考えられる。また、子どもにとっても、家庭での生活を通じて自分でできることを少しずつ増やし、「できた!」という成功体験や自信を育むことは、将来の成長につながる大切な経験となる。
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