
コンセプトモデル4機種は、1年かけて18カ国の57カ所(島津グループの拠点など)のほか、2025年の日本国際博覧会(大阪・関西万博)の関西パビリオンで展示された
島津製作所は8月18日、同社の創業150周年記念プロジェクトである「The Craftech Project: A Fusion of Kyoto Craftsmanship and Advanced Science & Technology(京都伝統工芸×島津製品「技と業」)」が世界最高峰のデザイン賞「Red Dot Design Award 2026」(主催:ドイツ、ノルトライン・ヴェストファーレン州 デザイン・センター)の「ブランド・コミュニケーションデザイン」部門賞を獲得したと発表した。同賞は、ブランディングや広告、デジタル体験などが対象となる。授賞式はドイツのコンツェルトハウス・ベルリンで11月6日に開かれる予定。同社の同部門での受賞は、2024年の血管撮影システム「Trinias series with SCORE Opera」以来、2例目となる。
同社は創業150周年を迎え、長らく受け継いできた当社のモノづくりの思想を世界へ発信する創業150周年記念プロジェクトを25年に始めている。京都府との包括連携協定のもと、伝統工芸の工房10社と協業し、同社製品に伝統的な意匠をこらしたコンセプトモデル4機種を製作した。
その4機種は、液体クロマトグラフ「Nexeraシリーズ」、ガスクロマトグラフ「Brevis GC-2050」、回診用X線撮影装置「MobileDaRt Evolution MX8 Version」、頭部・乳房用TOF-PET装置「BresTome」で、それら製品に西陣織や京友禅、京漆器、金継ぎなどを施している。
これらの装飾は、外装パーツや特製ステッカー、ベッドカバーとしてオプション販売し、25年末までの期間限定で100台以上を納入している。電子機器に含まれる有害物質を制限する欧州の「RoHS規制」にも対応し、単なるアート作品にとどまらず実用機として販売したことも評価されている。
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