厚生労働省は21日、後発品715品目を薬価基準に収載した。医療安全等の観点から名称変更した代替新規の品目数が大幅に増えたため、1998年以降、最多の収載品目数となった。初の後発品収載となったのは、抗パーキンソン病剤「プラミペキソール塩酸塩水和物」(ビ・シフロール=日本ベーリンガーインゲルハイム)、血圧降下剤「アゼルニジピン」(カルブロック=第一三共)など5成分。また、3成分に対して新規収載希望が10品目を超えた内用薬に限って先発薬価の“0・6がけ”とする算定ルールを適用した。
初後発は5成分127品目に
収載の対象となったのは、今年2月25日までに薬事承認された医薬品。収載希望は754品目だったが、販売体制の整備や申請手続きの不備、安定供給に対する不安などを理由に19品目が希望を取り下げた。また、局方名収載等により20品目が告示不要となり、最終的に183成分367規格715品目の収載となった。前回の昨年12月収載と比較すると120品目増えた。
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