◆日本未病システム学会は申請していた法人化が承認されたことから、今月から一般社団法人として定款に基づいて活動することとなった。このほど開催された第20回学術総会で報告された
◆最近では予防医学への関心が高まり、辞書にも「未病」という言葉が見られるようになった。この言葉は二千年前の後漢の時代に、中国最古の医学書とされる「黄帝内経」に初めて見られるそうで、同学会も漢方的な専門集団の感じを受けるが、同学会には洋の東西を問わず、多くの医師、臨床検査技師、薬剤師、栄養士らが参加している
◆自覚症状はないが検査では異常がある状態と、自覚症状はあるが検査では異常がない状態を、同学会では「未病」としている。いわゆる「病気予備軍イコール未病期」でもあるわけで、現代社会を見渡すと未病期に属する人は、かなりの数になるのは間違いない
◆治す医療から予防する医療へ──わが国の医療保険制度の将来を鑑みても、予防の概念をできる限り早期の対応につなげていくことは極めて重要といえよう。同学会の今後一層の活動に期待したい。
日本未病システム学会が一般社団法人に
2013年11月20日 (水)
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