◆1年前、山野に生息するマダニによる感染症SFTS(重症熱性血小板減少症候群)ウイルスによる国内での死亡者が確認され話題を呼んだ
◆SFTSは発熱、倦怠感、食欲低下、消化器症状などに加え、血小板や白血球の減少が見られ、重篤化すると死亡する場合もある。抗ウイルス薬もなく、解熱などの対症療法が主体。このため、マダニに噛まれないような予防措置が必要になる
◆厚生労働省は昨年6月、マダニ防除に関する効能・効果および用法・用量の追加の一変承認申請について迅速審査を行うと通知。マダニ防除効果のある製品の承認がスムーズに行われ、殺虫剤メーカー等からマダニを対象とした製品が発売される見通しだ
◆SFTS発症患者は西日本を中心に確認されている。一方で、報告された地域以外でもウイルスを保有したマダニも発見されているなど、エリアを問わず注意が必要になる。マダニの成虫の活動が活発になる春先から秋口にかけて、防除剤を販売する薬局等の店頭でも注意喚起を促したいところだ。
マダニに注意
2014年02月10日 (月)
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