武田薬品のクリストフ・ウェバー社長は、15日の決算会見で、2014年度に上市した四つの新製品売上で1000億円近くを達成し、「癌やCNSのスペシャリティ領域、消化器領域でも成功できることを示した」と強調。特に潰瘍性大腸炎治療剤「エンティビオ」が発売初年度で売上200億円を突破したことについて、「わずか10カ月で自社製品の売上6位にランクインした。武田のトップ製品になれる」と手応えを示した。
武田は抗癌剤「アドセトリス」、降圧剤「アジルバ」、抗うつ剤「ブリンテリックス」、エンティビオの4製品で972億円を売り上げた。エンティビオは、米子会社ミレニアム社が創製したヒト化α4 β7インテグリンモノクローナル抗体。世界18カ国で販売するグローバル製品となっている。
【お詫びと訂正】
記事初出時、アジルバを「高脂血症治療剤」と記載しておりましたが、正しくは「降圧剤」の誤りでした。お詫びして訂正します。
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