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【医薬・医療業界の人事戦略を探る】アポプラスステーション(アポプラスメディカルジョブ)

2018年3月2日 (金)

コンサルの“人間力”を発揮

園田氏

園田氏

 アポプラスステーションは、女性薬剤師向け「ママ薬(ヤク)」や男性薬剤師向け「オレ薬(ヤク)」のウェブサイトで転職支援を行っていることで知られている。昨年度には採用・研修グループを立ち上げ、コンサルタントの育成に注力し始めた。知識と経験で薬剤師、薬局両方の“気持ち”を熟知したコンサルタントの“人間力”による転職支援活動の展開は、他社との大きな差別化につながっている。MJ事業部採用・研修グループの園田みゆきグループ長に聞いた。

 同社では、2017年度に採用・研修グループを新設している。その狙いは、単に転職における情報マッチングでサポートするだけでなく、個々の要望や課題に対して的確に理解できるスキルを備えた“コンサルタント”を育成することにある。

 園田氏はその背景として、「この業界では、しっかりとした知識や経験に基づかず、意欲や情熱、勢いに頼ってきた傾向がある。また、働き方改革の推進など労働環境も大きく変わってきており、それらを踏まえ、これからは真の現場感を身につけた薬剤師専門コンサルタントの育成が必要だ」と指摘した。

 コンサルタント育成の教育研修体制で最も重視しているのは、地域ごとの現場力である。そこでグループ内薬局と連携し、薬局リアル研修を開始した。「これは、コンサルタントが2日間にわたって、現場で実際に業務に携わって経験することで、何が問題となっているのかが見えてくる」という。

 薬局リアル研修を体験することによって、転職を希望している薬剤師の職場・就労条件というこれまでの表面的な情報のみでなく、“薬剤師の気持ち”が分かるコンサルタントになったことは大きな強みとなっており、営業面においても効果が現れているようだ。今後も、年1回は地域や薬局を変えて繰り返し実施していく方針である。

 医療系の仕事は、当然ながら各種法律の知識が必要となるが、同社ではオリジナルeラーニングを実施している。派遣勤務者には研修が必須となったことから一般的なeラーニングで対応していたが、この4月からは「薬剤師生涯研修の指標項目」に沿ったプログラムにリニューアルを行い、調剤実技研修とのタイアップも実施する。

 アポプラスステーションは、いち早く女性が多く占める薬剤師という職種の特性に着目して、10年から「ママ薬」をスタートさせている。これは女性薬剤師の課題である結婚・出産・育児を経てからの復職を強力にサポートするウェブサイトである。その後、さらにステージアップを目指す薬剤師を支援する「プチエリート薬剤師」、16年には男性薬剤師向けの「オレ薬」を開始した。既に、「ママ薬」はネット上での検索ワードとして定着しており、これからも「オレ薬」と共にさらなる普及を目指す考えだ。

 転職業界では、スピードと効率化を図るため、顧客と転職希望者から収集した各種データにより採用マッチングを行うことが多くなり、最近ではAIを使うところまで出現している。

 園田氏は、「人間力とAIによる転職支援は、うまく共存していくことが必要だと思う。単なる情報のマッチングだけでは、転職後のライフプランが見えてこない。本当に実効あるように、薬局側と薬剤師両方の“気持ち”が分かるコンサルタントを展開していきたい。研修によって現場を知っているからこそ、スキル・キャリアアップ、ライフプラン、働き方まで含めた深い情報を提供できることは強みである。特に、女性特有の悩みに対しても相談できるコンサルタントの育成を加速させていきたい」と抱負を語った。

アポプラスステーション(アポプラスメディカルジョブ)
https://www.apo-mjob.com/




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